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空飛ぶクルマ——SkyDrive の Expo 2025 実証と商用化の現実

空飛ぶクルマ——SkyDrive の Expo 2025 実証と商用化の現実

SkyDrive は 2018 年創業の eVTOL(電動垂直離着陸機)スタートアップだ。会社プレスによれば、2020 年に日本初の有人 eVTOL 飛行実証に成功、以降は一人乗り型 SD-05 の型式証明取得に向けて開発を進めてきた。

## Expo 2025 での公開実証

2025 年 4 月 9 日、SkyDrive は大阪・関西万博のメディアデーで SD-05 の公開デモを実施した。会社公表によれば、高度約 5 m、飛行時間約 4 分、無人・遠隔操縦・自動制御安定化での運用だった。続く 7 月 31 日から 8 月 24 日までは「モビリティ体験」エリアの Vertiport から大阪湾上空を周回する実証飛行を複数回実施。さらに 9 月 14 日から 23 日まで、大阪メトロの大阪港 Vertiport から追加飛行を行い、9 月 23 日に全日程を完了した。

## 2028 年商用化計画の現実性

大阪メトロ、大阪市との連携により、早ければ 2028 年から大阪・森ノ宮地区での商用 eVTOL 運航開始を目指す。

SkyDrive Expo 実証終了リリース(2025/10)

ただし、商用運航には国土交通省航空局(JCAB)の型式証明、運航事業者の認可、空港外離着陸場の整備、気象条件別運航基準の策定が必要となる。2028 年はきわめて野心的なスケジュールであり、国内 eVTOL 商用の第 1 号となるかは JCAB 認証プロセスの進捗に依存する。

## Honda の位置取りと米国勢との差

Honda はガスタービン・ハイブリッド方式の eVTOL を研究しており、航続距離で電池専用機より優位を狙う戦略を公表している。もっとも、Honda の市場投入タイミングは 2040 年代を想定しており、SkyDrive とは直接競合しない。

一方、米 Joby Aviation と Archer Aviation は FAA 型式証明プロセスで先行し、プリオーダー数(Joby で 2,400 機超、Delta Air Lines ほかが発注)で国内勢を圧倒する。機体単価と量産体制の両方で差が大きく、認証取得の速度という点でも後れが目立つ。SkyDrive が採るスズキ製造委託モデルは、開発コストを抑えつつ製造ノウハウを獲得する合理的選択だ。

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